Japanese
English
講座 臨床医のための免疫学・9
癌の免疫学的診断と治療
Immunological Approaches to Cancer Diagnosis and Treatment
松川 吉博
1
,
澤田 滋正
2
Yoshihiro Matsukawa
1
,
Shigemasa Sawada
2
1日本大学医学部第一内科
2日本大学付属練馬光が丘病院内科
1First Department of Internal Medicine, Nihon University School of Medicine
2Department of Internal Medicine, Nerima Hikari-gaoka Hospital, Nihon University School of Medicine
キーワード:
がん診断
,
免疫療法
Keyword:
がん診断
,
免疫療法
pp.203-208
発行日 1993年3月20日
Published Date 1993/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900806
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癌細胞の特徴と,癌に対する免疫監視を中心に免疫学的癌診断と治療を述べる。癌の診断にはモノクローナル抗体が有用であり,質的診断のみならず局在診断にも有用である。モノクローナル抗体以外には遺伝子工学・分子生物学的手法が一層進むものと思われる。癌治療には,BRMとモノクローナル抗体を併用する養子免疫療法が中心となるものと思われる。癌遺伝子を調節することにより癌の治療・予防が可能となり,遺伝子工学の応用が近い将来に実用化されると考えられる。
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