画像診断
典型的な超音波像を呈した腎杯憩室結石
高橋 宏明
1
,
笠岡 良信
1
,
三田 憲明
1
,
松木 暁
1
1国立福山病院泌尿器科
キーワード:
画像診断
,
超音波検査
,
腎杯結石
Keyword:
画像診断
,
超音波検査
,
腎杯結石
pp.977-979
発行日 1992年11月20日
Published Date 1992/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900742
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患者 56歳,女性.
主訴 胆石精査.
既往歴 特記すべきことなし.
現病歴 1987年5月胆石精査目的にて当院外科受診.DIP,CT等で右腎結石と診断し,6月23日当科紹介受診.
血液生化学所見 特記所見なし.C反応性蛋白(−).
尿所見 尿沈渣:白血球10〜15/毎視野以外は異常なし.尿培養はE.coli105/mlであった.
入院後経過 画像所見より右腎杯憩室結石と診断した.腎機能低下,感染尿による症状等は認められなかったが,本人の希望により嚢胞壁切除術を施行した.嚢胞内容液はコロイド状で組成は比重1.005,蛋白質43mg/dl,糖102mg/dlであった.結石は98%リン酸カルシウムであった.
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