Japanese
English
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腎杯憩室結石の1例
CALYCEAL DIVERTICULUM WITH CALCULI: REPORT OF A CASE
堀内 誠三
1
,
横山 正夫
1
,
大島 博幸
1
Seizo HORIUCHI
1
,
Masao YOKOYAMA
1
,
Hiroyuki OSHIMA
1
1三井厚生病院皮膚泌尿器科
1Department of Dermato-Urology, Mitsui Kosei Hospital
pp.1273-1277
発行日 1966年12月1日
Published Date 1966/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204522
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I.緒 言
腎杯憩室は,1841年RayerがKyst urinaireとして記載したものが最もふるいとされ23),本邦では市川,谷野12)が1938年先天性腎盞憩室の名で報告したものが第一例である。本症は稀なものとされていたが最近報告例が増加し,さほど稀なものではない。本症の発生起源については今なお多くの議論と混乱があり,これにともない本症の名称も種々様々である。我々は最近結石を合併した本症の1例を経験したので,この概要を報告すると共に,上記の問題点につき論及し,報告例の統計的観察を簡単にのべる。
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