学会印象記
第5回日本Endourology・ESWL学会総会
田中 達朗
1
,
池田 龍介
1
1金沢医科大学泌尿器科学教室
pp.258-259
発行日 1992年3月20日
Published Date 1992/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900560
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第5回日本Endourology・ESWL学会総会は1991年11月29日,30日の両日にわたり金沢で開催された.心配された前日までの雨も上がり,北陸の初冬としてはめずらしく快晴に恵まれ,学会場では最新の研究成果の発表と活発な討論が行われた.
29日の午前中には,留置ステントフォーラムが行われた.企業側とユーザー側である泌尿器科医が同じテーブルに座り,双方の意見や要望を出し合うという今まで必要だと思われながらも実現されなかった企画であった,東北公済病院の棚橋善克,奈良医大の平尾佳彦,浅ノ川病院の白岩紀久男の三先生の巧妙な司会で進行され,ステントの長さの計測方法がメーカーによって異なるなど意外な点が明らかになった.また,ユーザー側からの細かい注文に対しては,ほとんどが海外のメーカーであり対応に時間がかかることや,ばらばらの意見では各々に対応できないため意見をまとめて欲しいなどの希望が企業側から出て,今回のようなフォーラムの必要性が再確認された.
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