Japanese
English
綜説
MRSA
Methicillin-resistant Staphylococcus aureus
島田 馨
1
Kaoru Shimada
1
1東京大学医科学研究所感染症研究部
1Department of Infectious Diseases, The Institute of Medical Science, The University of Tokyo
キーワード:
ブドウ球菌
,
ペニシリン
Keyword:
ブドウ球菌
,
ペニシリン
pp.187-190
発行日 1992年3月20日
Published Date 1992/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900542
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MRSAはコンプロマイズドホストに好んで感染をおこし,院内感染の主な原因菌となっている.MRSAは検体から分離されたからといって,それが直ちに感染症の原因菌となっているわけではない.病原生が特に高いという証拠もない.MRSAの院内感染対策は病院の規模や入院患者の疾病の構成によって異なっているが,MRSAの分離頻度のチェック,手洗いの励行,MRSA感染者やMRSAのハイリスク患者の隔離,ガウンテクニック等が基本的な対策である.
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