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MRSA
渡辺 正治
1
1千葉大学病院検査部
pp.452-453
発行日 1988年5月1日
Published Date 1988/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204495
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[1]メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の耐性機構
MRSAの本態は,ペニシリン剤,セフェム剤の標的酵素であるPenicillin binding proteins(PBPs)の親和性変化である.この新しく発見された酵素蛋白はPBP2′と呼ばれ1,2),易熱性で300℃付近でもっとも活性が高く,pH 5.2の酸性域で失活するなど複雑な性質を持っている.
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