Japanese
English
綜説
造血因子とその臨床応用
Hematopoietic Factors and Their Clinical Applications
浅野 茂隆
1
Shigetaka Asano
1
1東京大学医科学研究所病態薬理学研究部
1Department of Pathological Pharmacology, The Institute of Medical Science, The University of Tokyo
キーワード:
造血因子
,
CSF
,
サイトカイン
Keyword:
造血因子
,
CSF
,
サイトカイン
pp.7-14
発行日 1992年1月20日
Published Date 1992/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900505
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造血を調節している20種近くのヒト造血因子が精製,クローニングされ,性状や機能が明らかにされている.これらの知見の集積により,造血機構とその病態解析が可能となると共に,遺伝子組換え型ヒト造血因子が大量生産され,その臨床応用が検討されつつある.現在まで,わが国ではエリスロポイエチンと顆粒球コロニー刺激因子が一部の疾患に対して認可されているが,その高い有用性から適応疾患は更に拡がるものと思われる.また,他の造血因子についても今後新しい展開があるものと期待される.
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