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特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル
Ⅱ ベッドサイド処置の実際
010 尿道カテーテル留置
Urethral catheterization
三宅 秀明
1
,
藤澤 正人
1
Hideaki Miyake
1
,
Masato Fujisawa
1
1神戸大学大学院医学研究科外科学系講座腎泌尿器科学分野
pp.57-61
発行日 2012年4月5日
Published Date 2012/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102668
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[1]はじめに
尿道カテーテル留置は,泌尿器科のみならず日常臨床の場において最も広く行われている手技の1つである。しかし,その操作に伴う合併症の頻度は決して低くなく,正確な知識に基づき基本的な手技を修得することは,極めて重要である。特に,泌尿器科医は,他科の医師が留置困難な症例や緊急に尿道カテーテル留置を要する症例に対して,的確かつ迅速な対応を要する場面に遭遇することも少なくなく,トラブルシューティングを含めた幅広い知識を有することが求められる。本項では,尿道カテーテル留置の基本手技に加え,できるだけ実臨床において役立つ実践的な事項についても概説する。
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