Japanese
English
綜説
手術にまつわる精神障害:コンサルテーション・リエゾン精神医学の立場から
Psychiatric Probrems due to Surgical Operation: Viewed from the Consultation Liaison-Psychiatry
白倉 克之
1
,
岩崎 徹也
1
Katsuyuki Shirakura
1
,
Tetsuya Iwasaki
1
1東海大学医学部精神科学教室
1Department of Psychiatry & Behavioral Science, School of Medicine, Tokai University
キーワード:
精神陣害
,
コンサルテーション・リエゾン精神医学
,
術後合併症
Keyword:
精神陣害
,
コンサルテーション・リエゾン精神医学
,
術後合併症
pp.731-737
発行日 1991年9月20日
Published Date 1991/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900428
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総合病院における精神科医に期待される役割の一つとしてConsultation-Liaison精神医学が近年注自されるようになってきた.これは従来の精神科併診とは異なり,狭義の精神病や種々の精神障害,心身症などの患者の診断と治療ばかりでなく.患者を巡る様々な治療的な人間関係をも治療の対象とするものであり,包括的な医療の実現には不可欠な立場の一つと位置付けられている.本稿ではまずConsultation-Liaison精神医学の概要とその具体的な対象と方法を簡単に記述し,次いて手術にまつわる精神障害operative syndromeについて解説を加えると共に,外科系臨床医として留意すべき幾つかの具体的な対応を記してみた.日常臨床の参考となれば幸甚である.
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