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特集 心身相関—精神と身体の関係はどこまで解明されたか
【精神疾患における身体疾患・症状】
うつ病の身体症状—コンサルテーション・リエゾン精神医学の視点から
Depression and Physical Symptoms : From the Perspective of Consultation-Liaison Psychiatry
明智 龍男
1
Tatsuo Akechi
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科精神・認知・行動医学
1Department of Psychiatry and Cognitive-Behavioral Medicine, Nagoya City University Graduate School of Medical Sciences
キーワード:
うつ病
,
depression
,
身体症状
,
somatic symptoms
,
慢性身体疾患
,
chronic somatic disease
,
コンサルテーション・リエゾン精神医学
,
consultation-liaison psychiatry
,
CLP
Keyword:
うつ病
,
depression
,
身体症状
,
somatic symptoms
,
慢性身体疾患
,
chronic somatic disease
,
コンサルテーション・リエゾン精神医学
,
consultation-liaison psychiatry
,
CLP
pp.201-207
発行日 2026年2月15日
Published Date 2026/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048812810680020201
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抄録
うつ病の診断基準に身体症状が含まれていることからもわかるように,うつ病と身体症状の関係は深い。視点を変えると身体疾患患者のうつ病,うつ状態の評価に際しては常に身体症状の扱いが問題となる。実際,身体疾患患者のうつ病を評価・診断するうえでの問題点の1つは,食欲低下や倦怠感などの身体症状の扱いにある。DSM-5ではうつ病の診断基準として,身体症状が,うつ病によるものか身体疾患によるものかを鑑別することを前提とした診断アプローチを採用しているが,現実的にはこれは困難であることが多い。それでは,実際に身体疾患患者のうつ病はどのように診断すればよいのであろうか。加えて,うつ病と身体疾患には双方向性の関係がみられることが明らかになっているが,そのメカニズムはどういったものなのであろうか。本稿では,これらうつ病と身体症状の関係について,主としてコンサルテーション・リエゾン精神医学の観点から概観した。

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