小さな工夫
カラービデオプリンターを使った内視鏡写真
石川 悟
1
,
鶴田 敦
2
1日立製作所日立総合病院
2日立製作所水戸総合病院
pp.1091
発行日 1990年12月20日
Published Date 1990/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900223
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消化器と違って,泌尿器科においては,内視鏡の写真撮影がルーチン化されているとはいえない.これは,硬性鏡が明るさの不足から写真撮影に不向きなこと,患者が苦痛を感じている時に写真などを撮っている余裕がないこと,また診断が容易で写真を持ち寄って検討する必要性をあまり感じなかったこと,などの背景があると思われる.
近年,内視鏡ビデオシステムが以前より安価に手に入るようになり,一般病院でも普及してきた.当院でも外来では軟性膀胱鏡とビデオシステムを組み合わせ,手術室ではビデオTURを行っている.最近我々は,このシステムに家庭用として販売されているカラービデオプリンター(ソニーCVP-G500,日立VY−150など)を組み込み,簡単に内視鏡写真を作っているので紹介する.
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