交見室
よりよい手術をするために:尿路変更術を読んで,他
加藤 哲郎
1
1秋田大学
pp.646-649
発行日 1990年7月20日
Published Date 1990/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900136
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本誌43巻11号と12号に掲載された標記座談会を,興味深く拝読しました.
昨今は本邦でもKock pouchが盛んに行われるようになりましたが,長らく回腸導管一辺倒であった私を含めた多くの泌尿器科医が,患者の生活の質にあらためて目を向け直し,新しい術式にとりくんでいる証左だと思います.これには20年に及ぶ Dr.Kockの努力と,本法の普及に努めたDr.Skinnerの存在が大いに与っています.また低圧大容量res-ervoirに関する知識と技術の進歩,それに間歇導尿が認容される時代的背景,もあったと思われます.
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