パネル・ディスカッション
尿路変更術の諸問題
辻 一郎
1
,
佐藤 昭太郎
2
,
滝本 至得
3
,
田崎 寛
4
,
上野 精
5
,
宮崎 一興
6
,
折笠 精一
7
,
松本 恵一
8
,
町田 豊平
9
,
川村 猛
10
1北海道大
2新潟大
3日本大
4慶応大
5東京大
6神奈川総合リハビリテーションセンター
7東北大
8国立がんセンター
9東京慈恵医大
10都立清瀬小児病院
pp.341-359
発行日 1980年4月20日
Published Date 1980/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202933
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(このパネル・ディスカッションは1979年10月第44回日本泌尿器科学会東部連合総会で行なわれたものである)
司会のことば
辻 尿路変更術は1951年以来度々の日泌総会および各地区連合部会においてとりあげられてきた。特に佐藤教授の総会宿題講演(1971)に示された各術式の適応と長所短所は今日も基本的にはまつたく変わつていない。
しかしながら,洋の東西をとわず現在最良の術式とされている回腸ないし結腸導管法は,近年の優れたdeviceを用いてもやはり常時集尿袋をつけねばならぬという根本的難点があるうえ,手術侵襲が大きくしかも術後早期の重篤な続発合併症のみならず長年経過後のlate complicationも案外に高率である。
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