特集 どうする! 前立腺癌―多彩な治療薬をどう上手く使うか
〈mCRPCの薬物治療〉
PARP阻害薬と免疫チェックポイント阻害薬
佐々木 豪
1
,
井上 貴博
1
1三重大学大学院医学系研究科腎泌尿器外科
キーワード:
転移性去勢抵抗性前立腺癌
,
mCRPC
,
遺伝子パネル検査
,
オラパリブ
Keyword:
転移性去勢抵抗性前立腺癌
,
mCRPC
,
遺伝子パネル検査
,
オラパリブ
pp.902-907
発行日 2023年10月20日
Published Date 2023/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207940
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
▶ポイント
・転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)治療薬としてオラパリブが遺伝子変異に基づく初めての薬剤であり,個別化医療の幕開けとなった.
・高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)や腫瘍遺伝子変異量高スコア(TMB-High)前立腺癌はまれであるが,免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の適応である.
・遺伝子パネル検査に基づき,特定の遺伝子変異を標的とする治療薬の選択肢が増えれば,ますます個別化医療が日常診療に浸透する可能性が高い.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.