Japanese
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特集 前立腺癌のバイオロジーと最新の治療―いま起こりつつあるパラダイムシフト
〈注目トピックス〉
PARP阻害薬のエビデンス―PROfound試験など
Evidence of PARP inhibitors : from the results of PROfound trial
井川 掌
1
Tsukasa Igawa
1
1久留米大学医学部泌尿器科学講座
キーワード:
PARP阻害薬
,
オラパリブ
,
PROfound試験
Keyword:
PARP阻害薬
,
オラパリブ
,
PROfound試験
pp.346-350
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207232
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▶ポイント
・PARP阻害薬であるオラパリブは,BRCA遺伝子変異陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺癌に対して有効性を示す薬剤であることがPROfound試験で証明された.
・オラパリブはPARP活性を阻害することで,合成致死の機序により標的を細胞死に誘導し効果を発揮する.
・オラパリブ投与に際しては,がんゲノム医療の理解とガイダンスに沿った手順による実施が求められる.
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