特集 どこまで変わるの? 腎細胞癌診療の進歩
〈診断〉
腎細胞癌の遺伝子異常
佐藤 悠佑
1
1東京大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
腎癌
,
遺伝子異常
,
分子病態
Keyword:
腎癌
,
遺伝子異常
,
分子病態
pp.308-315
発行日 2023年4月20日
Published Date 2023/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207821
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▶ポイント
・腎癌のWHO分類には,形態学的な所見に基づく分類に加え,分子病態に基づく分類も取り入れられている.
・淡明細胞型腎細胞癌では,VHL遺伝子の異常と低酸素誘導因子(HIF)の蓄積が生じている.
・生じている遺伝子異常のパターンにより,がんの悪性度や予後が規定されると考えられている.
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