特集 これだけは知っておきたい! 泌尿器科診療でも活きる腎臓内科の必須知識
〈腎疾患とがん診療〉
抗がん剤と腎① 抗VEGF製剤とマルチキナーゼ阻害薬
渡辺 裕輔
1
,
岡田 浩一
1
1埼玉医科大学腎臓内科
キーワード:
血管新生阻害薬
,
蛋白尿
,
高血圧
Keyword:
血管新生阻害薬
,
蛋白尿
,
高血圧
pp.986-991
発行日 2022年12月20日
Published Date 2022/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207706
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▶ポイント
・血管新生阻害薬(抗VEGF製剤とマルチキナーゼ阻害薬)による腎臓関連有害事象として蛋白尿と高血圧が生じやすい.
・蛋白尿出現時は血管新生阻害薬の休薬・減量が検討されるが,個々の患者の状況に応じて判断する.
・高血圧にはRA系阻害薬などの降圧薬を処方し,降圧管理を行いながら血管新生阻害薬を継続する.
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