特集 これだけは知っておきたい! 泌尿器科診療でも活きる腎臓内科の必須知識
〈腎疾患とがん診療〉
慢性腎臓病とがん
金子 惠一
1
,
松原 雄
1
,
柳田 素子
1
1京都大学大学院医学系研究科腎臓内科学講座
キーワード:
onco-nephrology
,
chronic kidney disease
Keyword:
onco-nephrology
,
chronic kidney disease
pp.974-978
発行日 2022年12月20日
Published Date 2022/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207704
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
▶ポイント
・慢性腎臓病(CKD)の評価に用いられる推算糸球体濾過量(eGFR)とアルブミン尿の両者は,尿路系癌のリスク因子となる.
・CKDと尿路系癌に共通したリスク因子が存在することと,CKDの状態が発がんを促進するという2つの原因によって,CKD患者で尿路系癌が増加すると考えられる.
・腎癌手術後のCKDに対して,泌尿器科と腎臓内科で協力して治療を行うことが重要である.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.