特集 限局性前立腺癌診療バイブル―このへんでキッチリと前立腺癌診療の“あたりまえ”を整理しよう!
〈監視療法・FT〉
監視療法の現状と近未来のあり方
加藤 琢磨
1
,
杉元 幹史
1
1香川大学医学部泌尿器・副腎・腎移植外科
キーワード:
前立腺癌
,
監視療法
,
shared decision making
,
治療コスト
Keyword:
前立腺癌
,
監視療法
,
shared decision making
,
治療コスト
pp.798-802
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207668
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▶ポイント
・監視療法の本邦の普及は十分ではなく,監視療法の運用は適格症例の3割程度に留まる.
・患者は共有意思決定(SDM)を望んでいる.患者への病状と治療方法に対する十分な説明は,監視療法の活用につながる.
・監視療法の適切な運用は,過剰診断,過剰治療の回避のみならず,医療経済にも好影響を及ぼす.
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