特集 助産婦教育.どこで行なうか—質と量の確保
助産婦教育の現状と近未来の課題
平澤 美恵子
1,2
1全国助産婦教育協議会
2日本赤十字看護大学
pp.277-283
発行日 1999年4月25日
Published Date 1999/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902142
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はじめに
助産婦教育の現状から近未来を展望する時,まず現状の保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則に則って教育されている教育課程と教育制度,教育機関数や養成されている学生数,リプロダクティブ・ヘルスに関わる助産婦の必要数との需給関係を見つめる必要がある。また教育の質を問われる教育環境や,助産婦に期待される業務の機能と教育内容の整合性,専門職の育成を期待する教育期間の妥当性や,さらに平成10年10月に大学審議会から示された「21世紀に向けて高度の専門的知識・能力を有する人材の養成」など,将来を展望した多様な観点から現状を見つめ,生じている問題点を明確にしながら助産婦教育の近未来を具体的に思考していく必要があると考える。
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