特集 実践! エビデンスに基づいた「神経因性膀胱」の治療法
〈薬物療法〉
尿排出機能障害に対する薬物治療
橘田 岳也
1
,
和田 直樹
1
,
柿崎 秀宏
1
1旭川医科大学腎泌尿器外科学講座
キーワード:
神経因性膀胱
,
尿排出機能障害
,
薬物療法
Keyword:
神経因性膀胱
,
尿排出機能障害
,
薬物療法
pp.292-296
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207556
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▶ポイント
・尿排出機能障害に対する薬剤は,尿道抵抗の低下や排尿筋収縮力の改善により排尿効率を向上させることを目的に投与される.
・α1遮断薬は膀胱出口部の抵抗を低下させる作用を期待して使用される.
・コリン作動薬は排尿筋収縮力を増強させる作用を期待して使用されるが,排尿筋括約筋協調不全などの尿路閉塞のある患者は禁忌である.
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