特集 実践! エビデンスに基づいた「神経因性膀胱」の治療法
〈薬物療法〉
蓄尿機能障害に対する薬物療法:抗コリン薬
市野 みどり
1
1長野県立こども病院泌尿器科
キーワード:
神経因性膀胱
,
抗コリン薬
,
排尿筋過活動
,
低コンプライアンス膀胱
Keyword:
神経因性膀胱
,
抗コリン薬
,
排尿筋過活動
,
低コンプライアンス膀胱
pp.298-302
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207557
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▶ポイント
・神経因性膀胱症例では,上部尿路障害の危険因子を認める場合には,自覚症状がなくても抗コリン薬の投与が必要である.
・上部尿路障害の危険因子は,膀胱の高圧状態,すなわち排尿筋過活動,低コンプライアンス膀胱,排尿筋括約筋協調不全である.
・自排尿で管理する場合には,残尿など,排尿期の異常に注意が必要である.
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