増刊号特集 専門性と多様性を両立させる! 泌尿器科外来ベストNAVI
●腫瘍外来●
術後尿失禁
横山 みなと
1
1東京医科歯科大学大学院腎泌尿器外科学教室
pp.177-180
発行日 2022年4月5日
Published Date 2022/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207512
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代表的主訴
●前立腺全摘除などの後の遷延する尿失禁.特に夜間は蓄尿可能だが,日中活動しているとほぼ失禁する.
●失禁量を減らすため,きわめて頻回に排尿することで,頻尿や尿勢不良を訴える患者もいる.
Point
◉前立腺全摘除直後の尿失禁は経過とともに改善する見込みがあるため,人工尿道括約筋植込の適応は術後半年以降で判断する.
◉前立腺全摘除後の重症尿失禁に対する人工尿道括約筋植込の治療成績は良好であるが,ほとんどの場合で失禁はわずかに残存する.
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