特集 尿路性器感染症の治療薬はこう使う!―避けては通れないAMRアクションプラン
注射用ペニシリン系:PIPC/TAZ
北野 弘之
1
,
日向 信之
1
1広島大学大学院医系科学研究科腎泌尿器科学
キーワード:
抗緑膿菌活性
,
βラクタマーゼ阻害薬
,
基質特異性拡張型βラクタマーゼ産生菌
,
ESBL産生菌
Keyword:
抗緑膿菌活性
,
βラクタマーゼ阻害薬
,
基質特異性拡張型βラクタマーゼ産生菌
,
ESBL産生菌
pp.114-117
発行日 2022年2月20日
Published Date 2022/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207439
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▶ポイント
・ピペラシリン/タゾバクタム(PIPC/TAZ)は,抗緑膿菌活性をもつPIPCとβラクタマーゼ阻害薬であるTAZの配合剤であり,抗菌スペクトラムは広い.そのため,原因菌に応じてde-escalationが必要である.
・基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生菌の治療には推奨されない.
・肝・腎機能障害と併用薬剤との相互作用に注意する.
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