特集 尿路性器感染症の治療薬はこう使う!―避けては通れないAMRアクションプラン
注射用セファロスポリン系:CEZ・CTM・CMZ・FMOX・CTRX・CAZ・CPZ/SBT・CFPM・CTLZ/TAZ
亀井 潤
1
1自治医科大学腎泌尿器外科学講座泌尿器科学部門
キーワード:
セファロスポリン
,
緑膿菌
,
予防的抗菌薬
Keyword:
セファロスポリン
,
緑膿菌
,
予防的抗菌薬
pp.118-125
発行日 2022年2月20日
Published Date 2022/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207440
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
▶ポイント
・開発時期で第一〜四世代に分類され,世代が進むにつれてグラム陽性球菌(GPC)中心からグラム陰性桿菌(GNR)へと抗菌スペクトラムが移行する.
・セフェム系抗菌薬は総じて腸球菌に対して抗菌作用をもたず,無効である.
・強い緑膿菌活性とESBL産生菌への抗菌作用を有したセフトロザン/タゾバクタム(CTLZ/TAZ)が2019年に登場したが,耐性菌抑制の観点から適切な使用が望まれる.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.