特集 尿路性器感染症の治療薬はこう使う!―避けては通れないAMRアクションプラン
経口セファロスポリン系:CEX・CFPN-PI
惠谷 俊紀
1
,
安井 孝周
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科 腎・泌尿器科学分野
キーワード:
グラム陽性球菌
,
グラム陰性桿菌
,
バイオアベイラビリティ
Keyword:
グラム陽性球菌
,
グラム陰性桿菌
,
バイオアベイラビリティ
pp.98-102
発行日 2022年2月20日
Published Date 2022/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207436
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▶ポイント
・第一世代セファロスポリンはグラム陽性球菌への抗菌力に優れ,感受性があれば大腸菌などグラム陰性桿菌にも使用可能で,バイオアベイラビリティが良好である.急性単純性膀胱炎の初期治療薬として,また急性腎盂腎炎においても,de-escalationの候補薬剤として有用である.
・第三世代セファロスポリンはグラム陰性桿菌への活性が広がっているが,広域であるため腸内細菌叢を攪乱するリスクがある.
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