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特集 前立腺癌のバイオロジーと最新の治療―いま起こりつつあるパラダイムシフト
〈非転移性去勢抵抗性前立腺癌(M0 CRPC)に対する治療〉
ダロルタミドのエビデンス
Evidence of darolutamide
上村 博司
1
,
三好 康秀
1
,
河原 崇司
1
Hiroji Uemura
1
,
Yasuhide Miyoshi
1
,
Takashi Kawahara
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター泌尿器腎移植科
キーワード:
次世代抗アンドロゲン剤
,
ダロルタミド
,
ARAMIS試験
Keyword:
次世代抗アンドロゲン剤
,
ダロルタミド
,
ARAMIS試験
pp.326-332
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207228
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▶ポイント
・次世代抗アンドロゲン剤であるダロルタミドは非転移性去勢抵抗性前立腺癌に適応があり,無転移生存期間や生存期間の延長ベネフィットがある.
・ダロルタミドの化学構造はエンザルタミドやアパルタミドと異なり,極性を有し屈曲性があることから,血液脳関門を通過しにくい.
・10%以上の有害事象として倦怠感があるが,日本人にも忍容性が高い結果であった.
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