特集 どうする! 前立腺癌―多彩な治療薬をどう上手く使うか
〈nmCRPCの薬物治療〉
ダロルタミド
鈴木 和浩
1
1群馬大学大学院医学系研究科泌尿器科学
キーワード:
ダロルタミド
,
認知機能
,
有害事象
Keyword:
ダロルタミド
,
認知機能
,
有害事象
pp.888-895
発行日 2023年10月20日
Published Date 2023/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207938
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▶ポイント
・ARAMIS試験により無転移生存期間(MFS)/全生存期間(OS)への寄与が証明され,疲労などの有害事象の低さが臨床的特徴である.
・構造式の特徴から,アンドロゲン受容体(AR)への高親和性,脳内移行の低さ,薬剤相互作用の良好なプロフィールが基礎的特徴といえる.
・非転移性去勢抵抗性前立腺癌(nmCRPC)症例では認知機能への影響が重要な関心事であり,ダロルタミドは効果と安全性の視点から,適した薬剤である.
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