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特集 前立腺癌のバイオロジーと最新の治療―いま起こりつつあるパラダイムシフト
〈転移性ホルモン感受性前立腺癌(mHSPC)とオリゴ転移前立腺癌に対する治療〉
TITAN試験に基づいたアパルタミドによる治療
Treatment with apalutamide based on TITAN trial
楠原 正太
1
,
松原 伸晃
1
Shota Kusuhara
1
,
Nobuaki Matsubara
1
1国立がん研究センター東病院 腫瘍内科
キーワード:
アパルタミド
,
TITAN試験
,
転移性去勢感受性前立腺癌
,
mCSPC
,
皮疹
Keyword:
アパルタミド
,
TITAN試験
,
転移性去勢感受性前立腺癌
,
mCSPC
,
皮疹
pp.300-307
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207223
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▶ポイント
・アパルタミドは転移性去勢感受性前立腺癌(mCSPC)の初期治療としての有効性と安全性が第Ⅲ相試験で証明され,標準治療の1つである.
・皮膚発疹(skin rash)などの副作用は比較的高頻度に認められ,経済的毒性も相当なものであり,これらは今後の課題である.
・腫瘍量やリスクにかかわらず,mCSPC全体集団を対象とした試験であり,添付文書上の適応も上記の通りとなっており,臨床試験結果の内的妥当性も今後の課題の1つである.
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