特集 どうする! 前立腺癌―多彩な治療薬をどう上手く使うか
〈mCSPCの薬物治療〉
Up-frontアパルタミド治療
植村 天受
1
1近畿大学医学部泌尿器科
キーワード:
転移性去勢感受性前立腺癌
,
mCSPC
,
アパルタミド
,
皮疹
Keyword:
転移性去勢感受性前立腺癌
,
mCSPC
,
アパルタミド
,
皮疹
pp.854-861
発行日 2023年10月20日
Published Date 2023/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207933
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
▶ポイント
・アパルタミドはTITAN試験において,全リスクの転移性去勢感受性前立腺癌(mCSPC)患者(ハイボリュームおよびローボリューム)対して,アンドロゲン遮断療法(ADT)単独よりOS・rPFSを有意に改善させる有効な治療法である.
・TITAN試験に参加した日本人集団51人(アパルタミド群28人)においても全体集団とほぼ同様の有効性が示された.
・アパルタミドにおける注意すべき有害事象は,骨折と皮疹で,特に皮疹は早期発見早期対処と患者教育が重要である.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.