増刊号特集 泌尿器科当直医マニュアル
外来編
緊急対応を要するがん薬物療法の副作用
腎細胞癌に対する分子標的薬
森田 順
1
1昭和大学医学部泌尿器科学講座
pp.119-126
発行日 2021年4月5日
Published Date 2021/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207181
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絶対に見逃してはいけないポイント
☞分子標的薬で起こりうる有害事象を普段から把握しておくことはもちろんのこと,患者や家族にも常日頃から理解してもらえるよう説明することが重要である.
☞分子標的治療薬単独療法でも,出血や穿孔を伴う消化器疾患や心不全など重篤な有害事象を常に意識する.
☞免疫チェックポイント阻害薬(ICI)との併用療法においては,分子標的治療薬による有害事象プロファイルが多いが,自己免疫疾患関連有害事象(irAE)の可能性も常に念頭に置いた医療連携が必要である.
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