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特集 腎移植臨床の進歩―集学的治療における泌尿器科医の役割を再考する
〈腎移植後の内科的治療〉
腎移植におけるTMA・aHUSに対する診断と治療の実際
Diagnosis and treatment of thrombotic microangiopathy and atypical hemolytic uremic syndrome after kidney transplantation
奥見 雅由
1
Masayoshi Okumi
1
1東京女子医科大学泌尿器科
キーワード:
TMA
,
aHUS
,
腎移植
,
エクリズマブ
Keyword:
TMA
,
aHUS
,
腎移植
,
エクリズマブ
pp.746-750
発行日 2019年9月20日
Published Date 2019/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206717
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▶ポイント
・腎移植においては,拒絶反応・感染・免疫抑制薬など契機にTMAが発症することがある.
・そのなかには病態が急激かつ深刻である症例もあり,早期診断・早期治療介入を行わなければ,移植腎喪失や高度移植腎障害を引き起こす可能性がある.
・初期治療に不応な場合は,腎移植後の二次性TMAであっても,症例によっては適正にaHUSと診断し,エクリズマブ投与も含めた集学的治療が必要である.
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