交見室
尿流動態検査のエアチャージカテーテル(T-DOC®)の測定誤差に関する一考察
鈴木 康之
1
,
倉脇 史郎
1
Yasuyuki Suzuki
1
,
Shiro Kurawaki
1
1東京都リハビリテーション病院泌尿器科
pp.492-494
発行日 2019年6月20日
Published Date 2019/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206658
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尿流動態検査は,排尿障害診断における数少ない客観的指標で,これを適応症例に確実に行うことは正確な病態診断に不可欠であることは周知の事実である.近年,空気を測定媒介とするエアチャージカテーテル(以下,T-DOC®)が本邦でも普及し,その簡便性から使用頻度が拡大している.一方で,国際禁制学会などでは測定系の違いや誤差などの問題1, 2)を重視し,その使用を必ずしも推奨していない.
そこで,従来の液体を測定媒介とするカテーテル(以下,従来型)とT-DOC®の両者を同時使用し,測定誤差の実際を検証してみた.両者の違いは尿路内圧変化を機器に伝える媒介が空気か水かである.
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