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特集 ロボット支援手術を極める―よりハイクラスな手技を求めるあなたに〈特別付録Web動画〉
〈ロボット支援前立腺全摘除術〉
神経血管温存
Nerve-sparing technique in robot-assisted laparoscopic radical prostatectomy
森實 修一
1
,
武中 篤
1
Shuichi Morizane
1
,
Atsushi Takenaka
1
1鳥取大学医学部腎泌尿器学分野
キーワード:
ロボット支援手術
,
前立腺癌
,
陰茎海綿体温存術式
Keyword:
ロボット支援手術
,
前立腺癌
,
陰茎海綿体温存術式
pp.264-268
発行日 2019年4月20日
Published Date 2019/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206607
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▶ポイント
・エネルギーデバイスによっては,広範囲に熱を拡散してしまうものもあり,極力温存したい神経線維がある場合には,その使用は控えたほうがよい.やむを得ず電気メスを使用する場合には,ピンポイントで短時間の凝固操作にとどめたほうがよい.
・陰茎海綿体神経線維は非常に繊細なため,過度な牽引によって容易に断裂する可能性がある.繊細な陰茎海綿体神経は愛護的に扱うことが望ましく,ロボット鉗子による把持や過度な牽引は極力避けたほうがよい.
・陰茎海綿体神経自体は視認困難であり,現状ではその走行イメージを頭のなかに描いて手術を行う必要がある.1本でも多くの神経線維を残すために,どの神経温存術式においても絶えず前立腺の輪郭に注意した手術操作が大切である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2021年4月末まで公開)。
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