Japanese
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特集 何が変わったのか? 性感染症の動向
〈性感染症を診療する〉
クラミジア性尿道炎の動向
Trend of chlamydial urethritis
伊藤 晋
1
,
安田 満
2
,
出口 隆
3
Shin Ito
1
,
Mitsuru Yasuda
2
,
Takashi Deguchi
3
1あいクリニック
2岐阜大学医学部附属病院生体支援センター
3木沢記念病院泌尿器科
キーワード:
尿道炎
,
非淋菌性尿道炎
,
クラミジア・トラコマティス
Keyword:
尿道炎
,
非淋菌性尿道炎
,
クラミジア・トラコマティス
pp.974-978
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206422
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▶ポイント
・クラミジア性尿道炎は男性最多の性感染症で,近年も増加傾向と推定される.
・クラミジア性非淋菌性尿道炎と非クラミジア性非淋菌性尿道炎の鑑別はクラミジアの検出以外には困難で,現在主流の核酸増幅検査では結果判明まで数日を要する.
・クラミジアの薬剤耐性は問題になっていないが,同じ非淋菌性尿道炎の原因菌であるMycoplasma genitaliumの薬剤耐性が深刻な問題となっており,治療開始時のクラミジア診断が望まれる.
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