増刊号特集 泌尿器内視鏡手術のすべて〈特別付録Web動画〉
尿管・膀胱の手術
腹腔鏡下膀胱全摘除術:女性患者
三木 淳
1
,
柳澤 孝文
1
,
岸本 幸一
1
1東京慈恵会医科大学附属柏病院泌尿器科
pp.169-174
発行日 2018年4月5日
Published Date 2018/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206247
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Point
●骨盤内の膜解剖を意識し,膀胱下腹筋膜と尿管下腹神経筋膜に裏打ちされた膀胱側腔,直腸側腔を展開することで,側方靱帯を同定する.
●膀胱と子宮の流入・流出血管である側方靱帯を,内腸骨(内陰部)動脈の起始部から確実に処理,内腸骨領域のリンパ節も膀胱と一括して摘出することで,出血を抑えた根治性の高い手術につながる.
●女性特有の臓器である傍腟組織をクリップとシーリングデバイスにより処理することで,出血を防止し,その後の尿道周囲処理を容易にする.
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