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特集 イラストレイテッド 膀胱全摘除術と尿路変向術
手術手技
(2)膀胱全摘除術
15.腹腔鏡下膀胱全摘除術
Recent advances in laparoscopic radical cystectomy for bladder cancer
松本 和将
1
,
入江 啓
1
,
岩村 正嗣
1
,
馬場 志郎
1
1北里大学医学部泌尿器科
キーワード:
腹腔鏡下手術
,
膀胱全摘除術
,
膀胱癌
Keyword:
腹腔鏡下手術
,
膀胱全摘除術
,
膀胱癌
pp.133-138
発行日 2009年4月5日
Published Date 2009/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101705
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要旨:膀胱癌に対する腹腔鏡下手術を施行する際,いくつか克服すべき問題点が挙げられる。浸潤性膀胱癌に対する膀胱全摘除術においては,おのおのの症例により術式が大きく異なる。すなわち,症例により尿道全摘除術の有無があり,それに付随し尿路変向術の選択が多種多様となる。また,リンパ節郭清術の治療成績に対する影響や推奨される郭清範囲など,確立した知見が得られていない。さらに,腹腔鏡下手術における,腸管利用時の清潔操作を含めた手技的な問題も残されている。本稿では腹腔鏡下膀胱全摘除術の現状と展望について考察する。
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