特集 泌尿器科処置とトラブル対処法─日常臨床に潜むピットフォール
企画にあたって
近藤 幸尋
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1日本医科大学医学部泌尿器科学講座
pp.947
発行日 2017年11月20日
Published Date 2017/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206125
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「天災は忘れた頃にやってくる」ということわざがありますが,日々の臨床においてもトラブルは忘れた頃に起こることが多いと思われます.医療においてはアクシデント・インシデントを予防するためにさまざまな試みがなされています.しかしながら,トラブルは一定の確率で起こり,それに対応する策も必要です.
泌尿器科は外科系であり,日々の外来診療では多くの処置を求められています.ごくごく日常的に行われている尿道カテーテル留置においても,100%ノートラブルで行えるとは限りません.このように日常で慣れ親しんだ処置であっても上手くいかないことや,上級医でも「何でこんなトラブルが…」ということは,日常茶飯事ではないものの,しばしば遭遇することがあります.
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