特集 全身治療薬と眼障害
1 全身薬による角膜障害
山田 昌和
1
1杏林大学医学部眼科学教室
キーワード:
薬剤
,
副作用
,
角膜障害
,
抗がん剤
,
5-フルオロウラシル
,
drug
,
adverse reaction
,
cornea
,
antineoplastic drug
,
5-fluorouracil
Keyword:
薬剤
,
副作用
,
角膜障害
,
抗がん剤
,
5-フルオロウラシル
,
drug
,
adverse reaction
,
cornea
,
antineoplastic drug
,
5-fluorouracil
pp.119-123
発行日 2019年2月5日
Published Date 2019/2/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001042
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薬剤による角膜障害は点眼薬など眼局所投与によるものと全身投与された薬剤によるものに大別される1)。角膜は無血管であるために全身投与薬の影響を受けにくく,眼表面に高濃度で点眼される局所投与薬の影響を受けやすい。このことから薬剤起因性角膜障害では点眼薬によるものの頻度が圧倒的に多い。しかし,全身薬のなかには特徴的な角膜障害や重篤な角膜障害を生じるものがあり,眼科医として知っておくべき薬剤と病態がいくつかある。本稿では全身薬による角膜障害について概説したい。
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