Japanese
English
特集 症状と向き合う漢方の処方─“二刀流”それとも“一刀流”?
がん治療中の患者への“二刀流”診療─皮膚科関連合併症
“Tow-way” medical treatment for patients undergoing cancer management : skin-related complications
蓮沼 直子
1
,
沼倉 一幸
2
,
中永 士師明
3
Naoko hasunuma
1
,
Kazuyuki Numakura
2
,
Hajime Nakae
3
1秋田大学医学部総合地域医療推進学講座
2秋田大学大学院医学系研究科 腎泌尿器科学講座
3秋田大学大学院医学系研究科医学専攻病態制御医学系 救急・集中治療医学講座
キーワード:
漢方治療
,
手足症候群
,
口内炎
Keyword:
漢方治療
,
手足症候群
,
口内炎
pp.412-419
発行日 2017年5月20日
Published Date 2017/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206022
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▶ポイント
・分子標的薬における手足症候群は抗炎症作用と水滞,瘀血に対する方剤が有用であった.本稿ではガイドライン推奨の治療に加え,柴苓湯(さいれいとう)と桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)の併用により軽快した症例を提示した.
・口内炎に対しては,半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)の含嗽や塗布,立効散(りっこうさん)の有用性が報告されている.
・がん患者には補剤や駆瘀血剤の処方が勧められている.
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