増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見
[10]腫瘍
腎盂尿管癌
月野 浩昌
1
1宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座泌尿器科学分野
pp.284-288
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205985
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ここがポイント
◉腎盂尿管癌の診断に関して,本邦の腎盂・尿管癌診療ガイドラインとEAUガイドラインを参考にする.
◉腎盂尿管癌を疑った場合は,まずCT urographyを行うことが推奨される.尿細胞診が陽性で,CT urographyで腎盂尿管内に腫瘍を認めた場合には,その後,追加検査の必要はない.
◉逆行性腎盂尿管造影検査と選択的尿細胞診採取を行っても,腎盂尿管癌の診断が確定できない場合には,尿管鏡検査を施行して上部尿路の観察を行う.また,必要であれば生検で組織学的検査を施行する.
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