増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見
[10]腫瘍
腎腫瘍
原林 透
1
,
三浪 圭太
1
,
高田 徳容
1
1北海道がんセンター泌尿器科
pp.278-281
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205983
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ここがポイント
◉無症候性腎腫瘤の診断は,単純および3相の造影CT検査が中心となる.よい画像が得られるよう,放射線科と共同する.
◉腎実質性腫瘤では淡明細胞型腎細胞癌の頻度が最も高い.小径腎腫瘤では,オンコサイトーマ,血管筋脂肪腫などの外科的治療を要しない良性疾患との鑑別が重要である.
◉悪性腫瘍の場合,外科的切除の適応,適した薬物治療選択の判断のために,胸部CT,FDG-PET,血液生化学検査,全身状態の評価を行う.
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