増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見
[7]腎不全・腎機能障害
腎出血
辻井 俊彦
1
,
高沢 亮治
1
,
北山 沙知
1
1都立大塚病院泌尿器科
pp.218-221
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205968
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ここがポイント
◉肉眼的血尿の鑑別診断に準じて,尿検査,血液検査,尿細胞診,腹部超音波検査,CT検査,膀胱尿道ファイバースコープなどを診断効率と侵襲性を考慮して順次行う.
◉腎および尿路に明らかな病変を認めず,膀胱尿道ファイバースコープにて尿管口からの血尿の排出を確認し,腎出血と診断する.通常,片側性である.
◉麻酔下に患側の尿管鏡を行い,腎杯乳頭部を中心に原因病変を検索し,病変が確認できれば凝固止血術を同時に施行する.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.