新しい視点をさぐる 臨床検査のBlind Spots
内視鏡診断
羊水鏡検査
橋本 武次
1
Takeji Hashimoto
1
1順天堂大学医学部産科婦人科学教室
pp.260-262
発行日 1978年4月10日
Published Date 1978/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205806
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分娩時の羊水鏡検査は,その簡便さとFetal distress診断の重要なことから,すでに広く使用されている。本邦では,子宮鏡やその他の内視鏡を利用している報告もあり,外国では,透明な樹脂を照明と観察に使用したり,前羊水から反射される光の波長を分析したり1),種々の工夫をこらしている報告が見受けられる。
著者の考案した羊水鏡は,Saling型の単なる円筒を用い,光源と照明を改良工夫したものであるが2),実地臨床にはこれで十分である。
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