Japanese
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特集 進行期精巣腫瘍の診療─難治症例に挑む
〈導入化学療法で寛解が得られない症例への対処〉
二次以降の大量化学療法
Observation strategy and high-dose chemotherapy for refractory/relapsed germ cell tumor
河野 勤
1
Tsutomu Kouno
1
1公益財団法人佐々木研究所附属杏雲堂病院腫瘍内科
キーワード:
経過観察
,
“platinum-refractory”
,
大量化学療法
Keyword:
経過観察
,
“platinum-refractory”
,
大量化学療法
pp.506-517
発行日 2016年6月20日
Published Date 2016/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205729
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▶ポイント
・導入化学療法で腫瘍マーカーが正常化せずプラトーに達するケースでは,本邦と欧米では救援化学療法の考え方が異なる.
・欧米では“platinum-refractory”(最終化学療法終了後4週未満での増悪)例や複数回の再発・再燃例など標準量の救援化学療法で完治が期待しにくいケースに対して,末梢血幹細胞移植を併用した大量化学療法が試みられている.
・欧米の代表的施設の間でも大量化学療法の適応とする患者および用いるレジメンには相違がある.
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