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特集 ここが知りたい! 筋層非浸潤性膀胱癌─エキスパートが答える日常診療の疑問点
〈初発腫瘍に対する治療方針〉
BCGの作用機序
BCG immunotherapy for bladder cancer : the effect of substrain differences
宮崎 淳
1
Jun Miyazaki
1
1筑波大学医学医療系腎泌尿器外科学分野
キーワード:
BCG
,
膀胱癌
,
癌免疫
Keyword:
BCG
,
膀胱癌
,
癌免疫
pp.160-165
発行日 2016年2月20日
Published Date 2016/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205546
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質問 : BCGの治療効果には,菌株や年齢,性差は関係しますか?
▶ポイント
・BCGの作用メカニズムについて,膀胱癌細胞内にBCGが侵入することが必須.
・BCGが侵入すると,抗原提示細胞への抗原提示が開始される.
・膀胱癌細胞株においても,MHC class IIの発現増強やBCG特異的なCD4+リンパ球への抗原提示が起き,膀胱癌細胞そのものが,抗原提示に関与していることが示唆される.
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