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特集 いまさら聞けない!泌尿器がん化学療法の理論と実践
Ⅳ.疾患別がん化学療法の理論と実践
精巣腫瘍
Chemotherapy for testicular cancer
安藤 正志
1
Masashi Ando
1
1愛知県がんセンター中央病院薬物療法部
キーワード:
精巣腫瘍
,
IGCCCG分類
,
BEP療法
Keyword:
精巣腫瘍
,
IGCCCG分類
,
BEP療法
pp.1058-1066
発行日 2015年11月20日
Published Date 2015/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205495
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要旨 精巣腫瘍は化学療法に対する感受性が高く,進行例でも治癒可能例が存在する疾患である。より早く適切な診断を行い,直ちに治療を開始することが重要である。非セミノーマはセミノーマよりも予後不良である。日本泌尿器科学会の臨床病期ⅡB以上を進行例と取り扱い,高位徐睾術後に化学療法を施行し,腫瘍マーカー正常化後に残存腫瘍切除を基本方針とする。シスプラチンを中心とした併用化学療法が行われており,現在のところ標準的レジメンはBEP(ブレオマイシン/エトポシド/シスプラチン)療法である。
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