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特集 いまさら聞けない!泌尿器がん化学療法の理論と実践
Ⅳ.疾患別がん化学療法の理論と実践
膀胱がん
Current systemic and perioperative chemotherapy for muscle invasive and metastatic bladder cancer
遠藤 勇気
1
,
木村 剛
1
,
近藤 幸尋
1
Yuuki Endou
1
,
Go Kimura
1
,
Yukihiro Kondo
1
1日本医科大学付属病院泌尿器科
キーワード:
筋層浸潤膀胱がん
,
化学療法
,
周術期化学療法
Keyword:
筋層浸潤膀胱がん
,
化学療法
,
周術期化学療法
pp.1041-1050
発行日 2015年11月20日
Published Date 2015/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205493
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要旨 浸潤性膀胱がんに対する根治治療として膀胱全摘術は確立されているが,膀胱全摘術後の再発率は50%前後であり,まだまだ十分なものとは言い難い。術後の局所再発・遠隔転移に対しては化学療法が行われており,シスプラチンがキードラッグとなっている。周術期化学療法については,術前化学療法の有効性が示され,術後化学療法においても確立しつつある。全身化学療法については,一次化学療法は確立されているが,二次化学療法は確立されていない。そのような状況のなかで新規保険適用薬が増え,選択肢の幅が増えた。また,新規分子標的薬の有効性が期待されており,動向が期待される分野である。
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