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特集 誰も教えてくれなかった緩和医療—最新知識と実践
Ⅲ.臓器別症状と全身管理
精神症状のマネジメント—気持ちのつらさ
Management of psychological distress
秋月 伸哉
1
Nobuya Akizuki
1
1千葉県がんセンター精神腫瘍科
キーワード:
気持ちのつらさ
,
包括的アセスメント
,
コミュニケーション技術
Keyword:
気持ちのつらさ
,
包括的アセスメント
,
コミュニケーション技術
pp.770-774
発行日 2015年8月20日
Published Date 2015/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205435
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要旨 多くのがん患者は気持ちのつらさを体験する。がん治療医はカウンセラーではないが,主治医として気持ちのつらさのマネジメントにかかわる必要がある。最初に重要なことは気持ちのつらさに気づき,程度を評価できることである。そのためには日々の診察で気持ちについて質問できることが求められる。気持ちのつらさに介入を行う場合は,常につらさの包括的なアセスメントを行い,支持・共感的なコミュニケーションを行う。時に向精神薬や,精神保健の専門家との協働が必要となることもある。
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