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特集 前立腺癌の内分泌療法—気になる最新の動向
放射線外照射に併用する内分泌療法の現状と課題
Current status and problems of androgen deprivation therapy concurrent with external radiation beam therapy
三塚 浩二
1
,
川崎 芳英
1
,
荒井 陽一
1
,
神宮 啓一
2
Koji Mitsuzuka
1
,
Yoshihide Kawasaki
1
,
Yoichi Arai
1
,
Keiichi Jingu
2
1東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野
2東北大学大学院医学系研究科放射線腫瘍学分野
キーワード:
放射線外照射
,
ホルモン療法
,
前立腺癌
Keyword:
放射線外照射
,
ホルモン療法
,
前立腺癌
pp.360-366
発行日 2015年4月20日
Published Date 2015/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205323
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要旨 放射線外照射にホルモン療法を併用することにより,抗腫瘍効果が増強し治療成績が向上することがこれまでのいくつかの臨床試験により示されている。しかしながらその対象や期間についてはまだ検討が必要とされている。特にホルモン療法は短期間の使用でもテストステロン抑制に伴うさまざまな有害事象を招く可能性があり,漫然と使用し続けるべきではない。リスク分類や過去の報告を参考にしながら,ホルモン療法に伴う負の側面も考慮し,個々の症例で適切な併用期間の設定が必要である。
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